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岡山県詩人協会とは


■岡山県在住、あるいは在勤の、詩を愛好する人の集まりです。
 現在は約90名の会員がお互いに刺激し合いながら、詩を楽しみ、また詩に苦しんでいます。

現在の理事(2023年7月〜2025年7月)

会 長  上岡弓人

副会長  斎藤恵子、柏原康弘

理事長  秋山陽子

事務局長 小山淳志

会 計  藤田順子   

書 記  野瀬秀隆

理 事  中尾一郎、中川貴夫
       小林一郎、田中淳一
       立野淳子


■(会長の挨拶)
 詩の輝きを未来に!  上岡弓人

この度、総会でご承認いただき会長に就くことになりました。どうぞよろしくお願い致します。

ここ数年、本会の会員数が減少しています。それは少子高齢化の進展による人口の減少、スマホをはじめとするITの急速な普及などによる活字離れなども一因と思います。詩にふれる機会も現在は昔に比べて減っていると思います。加えて最近話題の生成AIによる文章、音楽、画像作成など様々な分野進出の影響で日本でもその対応が検討され始めています。文学など創作の分野もその影響を受けています。詩も例外ではありません。しかしながらAIは導き手によって学習し成長を続けますが、その導き手がいなくなると成長は止まるといわれています。

言語という糸で編まれた詩は、作者の手から大空へと放たれ、無数の星となって輝きます。人々はその星を見つめ、考え、学び、明日への自分の糧にしてきました。

いわば詩は作り手と読み手の相互作用で成り立っているとも言えます。日本でも、まだ仮名が発明される以前から、貴族から庶民まで様々な階層の人が作った約4500首もの詩が『万葉集』に編まれています。詩はその頃から身近に人に寄り添ってきました。

私が詩に関心を持ったのは小学校低学年の頃、電球一つの部屋で母と過ごしていた時のことです。原稿用紙にその場で書いた「かくれんぼ」という詩を母に見せると、「上手にかけたね」とほめてくれました。もうその詩は手元にありませんが、母に褒められたことだけが心に残っています。

幼い時の体験は大人から見れば小さなことでも、その子にとっては大きな財産となります。また、大人であっても詩と出会うことはその人にとって素晴らしいことだと思います。

詩人協会では、詩を一般の人々に広げていく取り組みとして「ポエトリー岡山」という催しを昨年に引き続き実施しました。内容は詩に関する講演や『岡山県詩集』に掲載された詩の鑑賞、名詩の朗読で、会員以外の方の参加もあり好評でした。今後も引き続き実施していきます。その他「聞いてください・岡山の現代詩」のような児童、生徒や詩人の自作詩朗読会、『岡山県詩集』の発行、「詩を楽しむ会」の開催、会員の研鑽と親睦の「文学散歩」などの事業を考えています。

複雑な現代だからこそ詩のもつ力や素晴らしさが伝わり、詩の裾野が一層広がっていけばいいと思っています。

 微力ではありますが、理事の皆さんと力を合わせて岡山県詩人協会の今後の活動を進めてまいります。




当会についてのお問い合わせは
 701-4276 瀬戸内市長船町服部502-3 小山淳志 まで
 メール・アドレスは heita@js6.so-net.ne.jp

 入会希望の方は、左側メニューの「入会申し込み書」にご記入のうえ郵送してください。



   
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